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Philharmonic or die

POLYSICSのような題名ですが、くるり初のニューライブアルバムの名前です。ライブベストっていうくらいで、贅沢な楽曲が入ってます。1枚目が横浜パシフィコで行われたオーケストラとの共演、2枚目が京都磔磔でのライブハウスでの演奏。正直素晴らしい。素晴らしすぎです。こういうライブアルバムって善し悪しもあるんですが、間違いなくこれはいいライブアルバムです。

特に1枚目のオーケストラとの共演はいいです。「ワルツを踊れ」がオーケストラとの組み合わせも多かったんで、「ワルツを踊れ」の曲は絶対合うなーとは思ってたんですが、それ以外の曲もやばい。このライブすっごく行きたかったです。。

1枚目の楽曲をちょっとだけ紹介。
「ハイリンゲルシュタッド」。この出だしでまず鳥肌立ちます。そしてそのまま「ブレーメン」。アルバムよりアレンジされてますが、これがまたこれで良い。というかこちらのアレンジの方が個人的には好きです。ちょっとマイナー系の寂しい感じの楽曲ですが、サビ〜盛り上がりではそんな寂しい感じも忘れて盛り上がってしまいます。もうこの曲を聴いた時点でこのアルバムは間違いなく良いこと直感でした。

そして、「GUILTY」。これはやられた。
「いっそ悪いことやって捕まってしまおかな」
衝撃的な出だしの歌詞から始まる曲ですが、個人的には「The World is Mine」の中でも好きな曲の一つです。このオーケストアレンジもすごく合ってるんですよね。「AMRY」も「World's End Supernova」もそうなんですが、意外と「The World is Mine」ってオーケストラとの相性いいのかもしれません。何はともあれこれを落ち込んでるときとか聞いたらやばそうですね。(試したいような試したくないような・・・)

「春風」「さよなら春の日」。この2曲はまったりですね。オーケストラでなんか無駄に壮大な感じもしますが、むしろ壮大な感じがぐっと来る感じを引き立ててくれます。今日の昼あたりに車の中で聞いてたんですが、ちょうど日の暖かさも良くて日向ぼっこしたくなるような感じになってしまいました。特に「さよなら春の日」はいいですね。春に向けて気持ちがわくわくしてきます。

「アナーキーインザムジーク」。この曲はバンドだけでも十分かっこいいんですが、オーケストラがあることでなんか逼迫感とかそういうのが強調されててもっとかっこいい。岸田さんの声もいい感じにやばい。あがりますね。

そしてそれに続き「World's End Supernova」。これまたやばい。テクノ系の原曲とは違い若干穏やかめのアレンジですが、オーケストラがいい感じに絡んできて岸田さんの声がふわっと乗ってきてうまく融合してます。

最後は「JUBILEE」。もう言うことなしです。この曲のためにオーケストラと共演したんじゃないかって個人的には勝手に思ってるんですが、間違いなくオーケストラが合っての曲だと思うし、演奏は間違いなく素晴らしい。曲調は原曲より更に優しい感じがするし、落ち込んでるときにこの曲聞いたら涙出てきそうな気がします。


失ってしまったものは
いつの間にか 地図になって
新しい場所へ 誘ってゆく

Jubilee

歓びとは 誰かが去るかなしみを
胸に抱きながらあふれた
一粒の雫なんだろう

なんで僕は 戻らないんだろう

雨の日も 風の日も
                                       」

今日の一曲 「GUILTY」 くるり

by s_kita212 | 2008-02-25 03:08 | music